守谷市/大井沢小学校

夢や目標に向かって意欲的に取り組む子どもを育む「夢・カケルチャレンジ」
「豊かな心をもち未来に向かってたくましく生きる児童の育成」を目指す守谷市立大井沢小学校で、令和5年度から取り組み、令和6年度はさらに発展的に進めてきたのが「夢・カケルチャレンジ」。自己肯定(こうてい)感を高め、自信をもって夢や目標に向けて意欲的に取り組める子どもたちを育むため、人との交流の機会をもつことや、子どもたちの自主性を大切にすることを意識し、さまざまな活動に取り組んでいる。
上海の小学生と交流
昨年の7月、中国・上海市の小学3~5年生31人が同小を訪れた。かんげい会の後、上海の小学生たちはグループに分かれ、4~6年生の授業を体験。4年生はソーラン節をおどり、5年生はパリオリンピックにちなんで日中両国の応援(おうえん)うちわを作り、6年生は水ぼく画を描(か)くなど、いっしょに楽しく取り組んだ。翻訳(ほんやく)アプリを使ってコミュニケーションをとり、給食もいっしょに食べて上海の小学生と交流した子どもたちからは、「楽しかった」という声が多く聞かれた。
笑顔があふれた「ワイワイおおいさわ」
また昨年の11月にはPTAが中心となり、「ワイワイおおいさわ2024」を開催(かいさい)。創立30周年をむかえた同小の記念行事として、全校児童で校章の人文字を作り、ドローンで撮影(さつえい)した。その後、子どもたちはPTAが用意した模ぎ店やストラックアウト、スライム作りなど、さまざまなブースをめぐって楽しんだ。ブースをめぐりながらクイズを解く「おおいさわクイズラリー」にも挑戦(ちょうせん)。用紙を手に校内をめぐり、ワイワイ楽しい時間を過ごした。
得意なことを発表し個性を認め合って応援
1月29日に行われたのは運営員会が企画(きかく)した「キッズ発表会」。多様性と個性を認め合い、夢を追いかける一歩をふみ出した友達を応援しようと開かれたイベントで、「みんなのがんばりを見せてください!」という呼びかけのもと、1~6年生の20組以上が参加。歌やダンス、ピアノ、空手の型、ルービックキューブなど、個人やグループで、それぞれが得意なことを体育館のステージで発表した。たくさんの子どもたちが見学に集まり、友達や上級生たちの発表に温かな拍手(はくしゅ)が送られた。
「友達のよいところを認めあう心を育てたい」と話す校長。自分のよさを認めてもらえると自信がつき、自己肯定感が上がり、がんばる気持ちや新しいことにチャレンジする勇気ももてる。「○○ちゃん、スゴイね」を友達や先生みんなで共有し、子どもたちみんながかがやける学校にしたいというのが、校長の願いだ。子どもたちからぼ集して誕生したキャラクター、夢ちゃんとカケルくんも子どもたちのがんばりを応援している。