守谷市/守谷小学校

小学生新聞

英語を学び、海外の文化にふれ 国際理解を深める外国語活動

英語で発信し合える児童生徒の育成を目指し、英語教育・グローバル教育に力を入れている守谷市。「いつでも」「どこでも」「だれとでも」英語にふれ、英語に親しめるような環境(かんきょう)づくりに取り組んでいる。昨年度、開校150周年をむかえた守谷市立守谷小学校でも、2人のALTや専科の先生とともに学びオンライン英会話にも取り組むなど、充実した英語学習が行われている。

外国人の先生と一対一でオンライン英会話

 守谷小には2人のALTが常時配置され、英語専科の先生とともにネイティブティーチャーによる授業を行っている。1年生から楽しく英語に慣れ親しんでいるが、さらに英語を使ったコミュニケーション力を高めようと6年生が取り組んでいるのがオンライン英会話。1人1台のタブレット端末(たんまつ)を使いオンラインで、外国人の先生と一対一で英語で会話をする25分の学習を昨年度は3回行った。最初は緊張して思うように言葉がでなかったり、何を話せばよいかとまどったりしていた子どもたちだったが、回を重ねるごとに、伝えたいことを言えるようになったり、聞き取れなかったときに「ワン モア タイム」と言えるようになったりし、英語で会話ができたという自信もついた。

国際理解を深めて国と国のかけ橋に

 外国語活動のねらいは、英語を身につけるとともに国際理解を深めることにある。守谷小では英語専科の先生がタイとラオスに海外研修に行った成果を生かし、海外とオンラインでつないで、外国の生活や文化を知る学習なども行った。

 6年生はジョージアの中学2年生とオンラインで交流し、小学校の思い出をテーマに運動会や修学旅行などについて発表した。また日本を紹介(しょうかい)するかるたも作成。楽しみながら日本を知ってもらおうと、富士山や花火、アニメのキャラクターなどの絵と英語の読み札を作り、画像と読み札の音声を送った。先生は「英語は国をこえ、人とつながるための道具。英語を学び海外の文化を理解することは他者理解につながり、心を育てる。人として成長し、国をこえて人と人をつなぐかけ橋になってほしい」と子どもたちに期待する。

150周年を記念して学校の模型を制作

 2023年、開校150周年をむかえた守谷小では、記念にレゴブロックで学校の模型が作られた。守谷市在住のレゴビルダーに依頼(いらい)し、遊具までも細かに再現。記念行事で披露(ひろう)されると、そのリアルさに子どもたちから歓声(かんせい)があがり、多く子どもたちが興味しんしんで見入っていた。学校模型は、これからの守谷小の歴史を作っていく子どもたちの自慢(じまん)の一つになるだろう。