取手市/高井小学校

笑顔あふれた「どんぐりっこ祭り」 発表や体験・ゲームが盛りだくさん

開発が著しいゆめみ野地区にある取手市立高井小学校。児童数が増加し、現在、校舎の増築工事が行われている。そのような同小のキーワードは「笑顔」。子どもたちの笑顔を大切にし、笑顔がいっぱいの楽しく、明るく、元気な学校にしようと、子どもたちの主体性を大切にしつつ、さまざまな活動に取り組んでいる。

ステージ発表やブースめぐりを楽しむ 

 昨年10月、こう例行事である「どんぐりっこ祭り」が開かれた。第1部は体育館で児童による有志発表と職員発表。児童の有志発表では、ダンスクラブや音楽クラブが練習の成果を披露(ひろう)し、美しい音楽やすばらしいパフォーマンスで会場を盛り上げた。また6年生の有志8組もダンスや歌、コントなど多彩な特技を発表したほか、先生たちも合唱などを披露。子どもたちは上級生たちの発表やふだんとはちがう先生たちの姿に見入り、大きな拍手(はくしゅ)を送っていた。
 第2部は各教室や特別教室での体験活動やゲーム。保護者や地域の人たちが、ストラックアウトやわりばし鉄ぽう作り、レジンアート、クイズラリーなど、16ものブースを用意してくれ、子どもたちは遊んだり、作ったり、楽しく取り組み、笑顔あふれるイベントとなった。

体験やゲームブースで地域の人と楽しく交流

 和太鼓(わだいこ)の演奏を鑑賞(かんしょう)した一昨年とは大きく内容を変こうして開催(かいさい)した昨年度のどんぐりっこ祭り。子どもたちの自主性を大切にし、主体性を育む場にしたいと、特技や日ごろの練習の成果を発表する場を設けた。友達や上級生たちの発表に魅了(みりょう)され、自分もステージに立ちたいとあこがれをもった下級生たちもいた。
 また昨年度からコミュニティ・スクールが始まり、地域の人たちも体験ブースを多数出店してくれて、ブースの数も大きく増えた。地域の人がハープ演奏をしてくれたり、体験させてくれたりするなど、地域とのつながりによってふだんできない貴重な体験ができ、地域の人とふれ合う機会にもなった。
開かれた学校を目指しコミュニティの中心に  地域の人たちには、ふだんの学校生活でも登校時の見守りや、調理実習やミシン学習の際のサポートなどで協力してもらっている。今後はコミュニティ・スクールのつながりを生かしてより地域との連携(れんけい)を深め、ゆめみ野地区のコミュニティの中心になるよう地域に開かれた学校を目指し、地域全体を子どもたちの笑顔でいっぱいにしたいと考えている。