土浦市/都和小学校

保護者や地域の大勢の協力で「地域とともにある学校」を実現

 土浦市立都和小学校の教育目標は「知・徳・体の調和のとれた豊かにたくましく生きる児童の育成」。同小では保護者や地域の声を生かした学校経営にも積極的に取り組んでおり、登下校の見守りや授業のサポートなどさまざまな場面で大勢のボランティアが参加・協力。多くの人の目に見守られながら子どもたちはすくすくと成長している。

スポフェスで深まる地域との関係
 都和小では5月23日(土)、恒例(こうれい)のスポーツフェスティバルが行われた。5年前のコロナ禍(か)のときは児童同士の接触(せっしょく)をさけるため、選抜(せんばつ)リレーや全校大玉転がしなど多くの種目が中止されたが、感染が落ち着いてからは少しずつ以前の姿を取りもどしてきた。
 プログラムの最初をかざる応援(おうえん)合戦で、全員に号令をかけて打ち鳴らされる和太鼓(わだいこ)は、3年前の同校創立150周年のときに、地域の人たちが「学校のために何かできることはないか」と話し合って寄付してくれたもの。真新しい太鼓はつやつやとかがやいており、これをたたきたくて応援団に名乗りを上げる児童も増えているという。
 プログラム後半の目玉のソーラン節では、5・6年生が学級ごとに色ちがいの法被(はっぴ)を着て登場。それぞれの法被の背中には、児童一人ひとりが自ら選んだ漢字1文字が書かれており、この漢字にこめた思いや決意をほこらしく観客席に示しながら元気いっぱいにおどる。このときも和太鼓の迫力(はくりょく)ある音色は、子どもたちのおどりに規律と躍動(やくどう)感をあたえてくれる。

ボランティアの力が教育活動の活性化に

 同小では、保護者や地域の人たちによるボランティア活動も盛んだ。授業の支援では、図工でのこぎりやカッター、金づちの使い方、家庭科でのミシンや調理実習、習字での筆の運び方などをていねいに教えてくれ、子どもたちの学びの充実(じゅうじつ)につながっている。
 また、絵本の読み聞かせでは、身ぶり手ぶりを交えたり、子どもたちに話しかけてコミュニケーションをとったりして、子どもたちを引きつけ、豊かな感性や思いやりの心を育む機会になっている。
 さらに、登下校の見守りでは、通学路に立って安全確認や温かな声かけをしてくれ、子どもたちは安心安全な学校生活を送ることができる。
 「保護者や地域の方々の参加は、子どもたちの活動の様子を直接見ていただく絶好の機会にもなっており、多くの方々の見識が加わることで学校運営にも良い刺激(しげき)が生まれている」と校長。このようにして同小では、地域・学校・家庭がしっかりと手を結んだ「地域とともにある学校」が展開されている。