かすみがうら博士 答えと解説

【問1】㋒ カッコウ

カッコウは、自分で卵からの子育てをせずに、オオヨシキリの巣などに卵を産み落として育てさせる。これを托卵(たくらん)という。その際、もともと巣にあった卵を巣の外に出し、巣に入れる自分の卵との数合わせをするというのにはおどろく。ほかに托卵をする鳥には、ウグイスの巣に卵を産むホトトギスなどがいる。どんな鳥が、どんな鳥に托卵をするのか、それはなぜなのか、ぜひ調べてみよう。

【問2】㋑ 鼻

稲敷市にある妙岐ノ鼻(みょうぎのはな)は、アシやカモノハシが植生する約50ヘクタールの湿原(しつげん)で、霞ヶ浦湖岸に位置する。カモノハシはシマガヤと呼ばれ、付近の茅葺(かやぶ)き屋根に利用されている。例年3月ごろに実施(じっし)される「野焼き」で、湿原の害虫や病気が除去され、初夏から夏には新しい草が生えそろう。湿原からは、オオヨシキリ、オオセッカ、コジュリンなど多くの鳥たちの鳴き声があちらこちらから聞こえるので、霞ヶ浦の風にふかれながら耳をすませてみるのも楽しい。小さな駐車場、トイレなどもあるが、マナーを守って静かに観察しよう。

【問3】㋑ 植物プランクトン

アオコは、植物プランクトンの藍藻類(らんそうるい)の一種を指す呼び名。水面に青緑色の粉をまいたように見えることから「アオコ」という。光合成(こうごうせい)によってどんどん増えるため、陽射しの強い夏には湖内での光合成が進み、水面いっぱいに広がりやすい。水流の少ない水際、船だまり、水路などによどんでたまりやすく、くさるととてもイヤなにおいを発生する。アオコは、霞ヶ浦に流れこむリンや窒素(ちっそ)という成分が植物プランクトンの養分になることで増えやすい。リンや窒素は、家庭の台所や風呂(ふろ)、洗たく場やトイレから出る排(はい)水、田畑の肥料、ちく産場からの廃水などにふくまれるので、それらをなるべく流さないようにする工夫が大事だ。食べ残しや、油がついた食器は、古紙などでふきとってから洗うようにしたり、必要以上に洗剤(せんざい)を使わないことも心がけたい。