かすみがうら博士 答えと解説

【問1】㋑ ユスリカ

蚊によく似(に)た昆(こん)虫で、湖の底泥(ていでい)にいる幼虫がワカサギなどのエサになる。つりのエサにするアカムシも幼虫の一種。ユスリカが大発生するとワカサギが豊漁と言われるため、霞ヶ浦流域では「ワカサギムシ」と呼ばれている。ちなみに、滋賀県の琵琶湖周辺では「ビワムシ」と呼ばれている。蚊(か)には似ているが人を刺したりはしない。ただ、つぶれた時に出る液体が服や窓ガラスに付くと落ちにくいため、人には嫌(きら)われる虫でもある。口がないため、ほとんどの成虫は何も食べることができず、1週間程度しか生きられない。一方、底泥などの有機物を食べて育つ幼虫が成虫になって湖外に出ることで、水を汚(よご)す原因となる有機物が水中から除かれることから、水質浄化(じょうか)を助ける虫とも考えられている。

【問2】㋑ オオヨシキリ

オオヨシキリは、東南アジアから来る渡(わた)り鳥。「ギョギョシ、ギョギョシ(行々子)」と鳴くのはオスで、アシ原など水辺の草地にナワバリをつくりメスを呼ぶ。その期間中はやかましいほどの大合唱となる。仲間にはコヨシキリもいるので、そのちがいを調べると面白い。土浦市指定の鳥。

【問3】㋒ 海

縄文時代、今の霞ヶ浦がある場所は海だった。海でとれる多くの魚かい類を食べたあとの貝ガラや骨が捨てられた場所を貝塚(かいづか)という。今でも上高津貝塚(土浦市)などで、その跡(あと)を見ることができる。かすみがうら市に残る崎浜(さきはま)横穴墳墓(よこあなふんぼ)では、カキのカラがびっしりと層になっていて、ここが当時、海だったことを示している。