つくば市/輝翔学園

より良い学校づくりへ向けて思いを伝え、心をひとつに

 輝翔学園では、「たがいに協働することを通して、主体的な学びを実現する児童生徒の育成」の学園教育目標に向けて、各校が力を合わせてさまざまな取り組みを進めている。そのうち、谷田部小では、自分の思いを表現できる力とともに、自他を大切にできる心をもった児童の育成に力を入れている。

書く力をのばし思いを表現する力に
 谷田部小では今年度、書く力を育てることを学びの重点目標とし、文章メソッドとして注目を集める「R80」を日々の授業に取り入れている。R80は自分の思いや考えを、接続詞でつないだ2文構成80文字以内の文章にまとめるというもので、同小では各科目の授業のふり返りに取り入れている。
 「学習テストの結果などから、読解力はあっても文章力に課題があると感じて始めた取り組み。簡潔な文章作成を毎日続けることで書く力がつき、スピードも上がっていると感じる」と、手応えをみせる校長。「まず書くことに慣れるのが第一歩。次は文章の質や内容をみがくことに意識をむけ、自分の思いを表現する力の育成につなげたい」と言葉を続ける。

共通理解のもとで安心の学校づくりを
 つくば市は転出入が多く、同小は近年連続して児童数が増え続けている学校のひとつだ。そのため教職員の人数も多く、そのうち一定数は新任者や転任者だが、学校の基本方針や全体ルールなどについて、全教職員が共通の理解を深めることが大切だ。そこで校長が作成したのが、考えや行動の基準をまとめた冊子だ。授業づくりのコツや児童・保護者への適切な対応など、「こんなときはどうするか」という指針が場面ごとに示されており、全教職員が共通意識のもとで自信をもって活動することができる。これは、教職員にとっての安心だけでなく、児童や保護者にとって安心できる学校づくりにもつながっている。

未来への夢を広げてみんなが楽しい毎日を
 同小が目指す学校の姿は、安心感のもとでの学びと成長があり、みんなが幸せを実感できる学校であることだ。これは、行きたい、楽しいとみんなが思える学校であることも意味している。
 校長室の前に置かれた「やりたいことポスト」には、子どもたちのアイデアが日々寄せられる。これまでに全校児童でのじゃんけん大会や折り紙博覧会などが実現し、子どもたちが特技を生かして活やくしたり、みんなで笑顔の交流を楽しんだりできる場となっている。「みらいの種プロジェクト」と名付けられたこの取り組みを通して、子どもたちは「こんな学校にしたい」という思いをかたちにしている。