昔の道具「千歯(せんば)こき」
田んぼでかり取った稲(いね)から米つぶの入った「もみ」を取りはずすことを「脱穀(だっこく)」といいます。
この道具で脱穀するときは、くしのように何本も並んだ鉄の歯のすき間に、稲の先にある稲穂(いなほ)の部分をはさみます。
そして稲を手前にひっぱることで、もみをもぎとります。
江戸時代の中ごろ(今から300年くらい前)に作られてから、大正時代(今から100年くらい前)まで使われました。
作られた当時は歯は竹でできていましたが、その後じょうぶな鉄で作られるようになりました。
協力/龍ケ崎市歴史民俗資料館