水戸市/城東小学校

正しくなかよくたくましく協働から学ぶ、

豊かな心水戸市立城東小学校では、令和6年度から7年度にかけて、新聞を活用したNIEの指定実践(じっせん)校として教育活動に取り組んだ。「思いや考えを適切に表現しようとする児童の育成~新聞を活用した学習を通して~」の研究テーマのもと各学年がさまざまな活動に取り組み、語彙(ごい)力や読解力をのばし表現力を高めていった。

新聞を読み、書いて言葉と情報にふれる
 NIEとは、新聞を教材として活用する教育活動で、語彙力や読解力をのばすほか、たくさんの情報にふれる中で課題を発見したり情報を活用したりする力を育むなどの目的がある。同小では、教職員が研修を重ねて各学年の発達段階や学習課題などに応じた取り組み内容を考案し、たとえば1年生は「にこにこ大さくせん新聞」づくりに取り組んだ。これは、子どもたちが家庭でのお手伝いを通して感じたことや気付いたことなどを記事にして発表するというもので、家族のつながりや大切さについて考えるきっかけになってほしいとの願いもこめられている。
 このほか、新聞記事から言葉を集めてスクラップ帳をつくることで語彙を増やす「ことばの貯金箱」や、新聞紙を使った工作などさまざまな活動に取り組み、複数の賞を受賞した。

学習の成果を生かし次の成長へつなぐ
 NIEへの取り組みの成果は国語科での学力向上などに表れ、自分の思いや考えを適切に表現する力の育成に結び付いている。今年度はさらにその力をのばしていくため、生活科・総合的な学習の時間を中心に「主体的・協働的に探究する力」の育成に力を入れ、思いを表現する力だけでなく、周りの人と力を合わせて願いを実現していく力をのばしていく考えだ。

学習の成果を生かし次の成長へつなぐ
協働の大切さを学ぶという面では、地域とのつながりが深いという特色も大きな力となっている。毎年秋に開かれる城東ふれあい祭りは、地域の人やPTAによる出店やステージ発表などが行われるにぎやかな行事で、子どもたちに楽しんでほしいという温かな思いにあふれている。 
 また、地域の大人たちが進んで講師となって水府流水術の体験や地域の歴史や文化を知る校外授業などを行ってくれることも、地域とのつながりや思いやりを感じる貴重な機会となり、自分たちも地域の役に立ちたいという思いにつながる。
 今後はさらに、空き教室を地域の高れい者やサークルに開放する城東サロンの取り組みなどを生かして交流の輪を広げ、地域の中で「好き」や「得意」を見つけてのばす「城東笑楽幸(しょうがっこう)」の実現を目指していく。