つくばみらい市/陽光台小学校

保護者がボランティアで学習活動や安全確保をサポート

 地域に開かれた学校を目指すつくばみらい市立陽光台小学校では、今年度から保護者らを対象にボランティアをつのり、水泳学習の補助や家庭科の授業などに協力してもらう試みを始めた。今後も地域の人の知識や経験を生かした教育活動により特色ある学校づくりにつなげていきたいと考えている。

保護者の手助け 効率的な指導に一役

 ボランティアの募集(ぼしゅう)では、5月に支えんしてほしい内容を学年ごとに明記した申しこみ用紙を各家庭に配付。我が子の学年以外の分野や、1回のみの参加も可能とした。同月からプール清そうや町探検、裁ほうの授業などに加わってもらい、のべ250人以上の保護者が参加してきた。

 低学年の水泳学習では、ボランティアが教室からこう衣室、プールまで付きそった。先生は水温や塩素の投入量、シャワーのチェックなどの準備に早く取りかかれるようになり、授業をスムーズに始められるようになった。ほかの学年でもプールに入って指導してくれるボランティアがおり、水中メガネのバンド調節といったことにも手を貸してくれて助かったという。

 また、今後行われる5・6年生の家庭科の授業では、ボランティアがミシンの準備や針の取り付け、操作方法をサポートする予定となっている。4、5人のグループで1台のミシンを使用するため、下糸がからまるなどのトラブルが発生すると、グループの作業が止まり、先生が対処に追われて授業も中断するという悪循環(あくじゅんかん)におちいりがちだが、ボランティアが補助することで子どもたちはとまどうことなく作業を進められると期待している。

 先生からは「効果的に指導ができた」との声が聞かれ、保護者からは「子どもの学校での様子を知ることができる」と好評を得ているという。校長は「この仕組みをけい続して、地域の方々に協力してもらいながら、教育活動の質を上げて特色ある学校づくりを実現させたい」と話している。

活発なPTA活動学校を盛り立てる

 同小のPTAも教育活動に欠かせない存在となっている。毎年11月に開催(かいさい)している秋祭りは、保護者が中心となって企画(きかく)、準備、運営を行っている。昨年は3年ぶりに復活し、スタンプラリーやクラスごとに考えたレクリエーション、けん術の立ち回りなどを学ぶサムライ体験の三つに会場を分け、感染対策で学年ごとに楽しんだ。手作りで工夫をこらした出し物が多く、大盛況(だいせいきょう)だった。

 今年も保護者は子どもたちを楽しませたい一心で、夏休み前から学校側とイベントの企画(きかく)について意見交かんを始めた。開催時間を増やして内容が盛りだくさんの秋祭りが計画されているという。

 さらに、色とりどりの紙面が持ち味のPTA作成による広報紙が、2年連続で県PTA広報紙コンクールで入賞したことも学校での活動を盛り立てる一助となっている。